Kubernetesのプロキシ
このページではKubernetesと併用されるプロキシについて説明します。
プロキシ
Kubernetesを使用する際に、いくつかのプロキシを使用する場面があります。
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- ユーザーのデスクトップ上かPod内で稼働します
 - ローカルホストのアドレスからKubernetes apiserverへのプロキシを行います
 - クライアントからプロキシ間ではHTTPを使用します
 - プロキシからapiserverへはHTTPSを使用します
 - apiserverの場所を示します
 - 認証用のヘッダーを追加します
 
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- apiserver内で動作する踏み台となります
 - これがなければ到達不可能であるクラスターIPへ、クラスターの外部からのユーザーを接続します
 - apiserverのプロセス内で稼働します
 - クライアントからプロキシ間ではHTTPSを使用します(apiserverの設定により、HTTPを使用します)
 - プロキシからターゲット間では利用可能な情報を使用して、プロキシによって選択されたHTTPかHTTPSのいずれかを使用します
 - Node、Pod、Serviceへ到達するのに使えます
 - Serviceへ到達するときは負荷分散を行います
 
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- 各ノード上で稼働します
 - UDP、TCP、SCTPをプロキシします
 - HTTPを解釈しません
 - 負荷分散機能を提供します
 - Serviceへ到達させるためのみに使用されます
 
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apiserverの前段にあるプロキシ/ロードバランサー:
- 実際に存在するかどうかと実装はクラスターごとに異なります(例: nginx)
 - 全てのクライアントと、1つ以上のapiserverの間に位置します
 - 複数のapiserverがあるときロードバランサーとして稼働します
 
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外部サービス上で稼働するクラウドロードバランサー:
- いくつかのクラウドプロバイダーによって提供されます(例: AWS ELB、Google Cloud Load Balancer)
 LoadBalancerというtypeのKubernetes Serviceが作成されたときに自動で作成されます- たいていのクラウドロードバランサーはUDP/TCPのみサポートしています
 - SCTPのサポートはクラウドプロバイダーのロードバランサーの実装によって異なります
 - ロードバランサーの実装はクラウドプロバイダーによって異なります
 
 
Kubernetesユーザーのほとんどは、最初の2つのタイプ以外に心配する必要はありません。クラスター管理者はそれ以外のタイプのロードバランサーを正しくセットアップすることを保証します。
リダイレクトの要求
プロキシはリダイレクトの機能を置き換えました。リダイレクトの使用は非推奨となります。
  最終更新 February 06, 2024 at 4:27 PM PST: [ja] fix term "proxy" variations (adada78799)